別のソフト使うと必ずあれがない、これがないといった問題が起こると思うのですが、
私もMaya→Maxを使う上で、え!この機能ないの!?出来ないの!?
となった時何かフリーのツールでないかなーと探して、巡りあったツールをご紹介します。
①Outliner
MayaのOutlinerみたいなツールです。最近のMaxではシーンエクスプローラが強化されて、
別にこっちを使わないでもいい気もしますが、なんだかんだで慣れてしまったのこっちを使っていますw
Outliner scriptspot
http://www.scriptspot.com/3ds-max/scripts/outliner
※16/07/09 追記
Max2015にてシーンエクスプローラとうまく同期してないときがあるので、
使わなくなりました。
シーンエクスプローラにも慣れてきましたし……。
②Prism(旧 LPM2.0)
Mayaのレンダーレイヤーのような機能のツールです。
レンダリングするObjの指定はもちろん、Obj、レイヤープロパティ、Vrayプロパティ、別マテリアルのアサイン、レンダラーの切り替え、エレメントの切り替えなどなど大抵やりたいことが出来ます。
ネットワークレンダリングするときも、Jobを投げた時に変換して投げるのでレンダーサーバーに別途インストールする必要はありません。
ダミーに各Objとかの情報(MayaでいうとここにOverRide情報が入る感じ)を入れて管理するシンプルな感じなので、シーンファイルが壊れることはないです。
ただ、オブジェクトの数が多いともっさりしたり、たまにバグったり、動作が怪しいこともありますが、
それはまぁMayaも一緒ですし……w
使い方をざっくり説明すると、まずPrismを起動したらUIのSettingからデフォの設定をします。
基本的にはいじらなくてもいいですが、
NetworkTypeに使っているディスパッチャーを設定(Backburner, Deadline,enFuzion)します。
ここをMaxFileにするとPrismで設定した各Passを反映したMaxFileを書き出せます。
また、pass default hide modeはHide All Objects/Lightに設定しておくことをおすすめします。
ちなみにここの設定はMaxシーンデータではなく、Maxのプリファレンスに設定が記録されます。
あとはポチポチやって各Passを設定して、ObjSetにObjかレイヤーを設定、
Networkボタンを押すとスクリプトのUIが起動してレンダリングをまとめて書き出せます。
ここでHide Pass modeを何にしてるかで挙動が変わるのですが、Hide Allにしてるとシーン内すべてのObj、Lightをオフってから、Pass内の設定を反映してレンダリングされます。
上記の画像の例だと、
カメラのc001はmasterとshadow,c002はmasterのみ、
master pass…他にObjがあっても、シーンにはふなっしーとくまモンとライトのみでレンダー
shadow pass…上記と違ってObjプロパティとVrayプロパティを設定、地面の影のみアルファ付きで書きだされます。
また、Passの設定を書き出して、別のシーンで流用なんてことも可能です。
Backburnerを使用していて、マネージャーに接続しようするとMaxごと落ちる場合は、サーバーグループが悪さしている可能性があります。
スクリプト内のサーバーグループを呼んでいる箇所をコメントアウトするなりする必要があります。
ちなみにこの問題はこのツールではなく、MaxScriptの問題くさいです。
Prism
http://www.grovergol.com/?page_id=338
ちょっとわかりづらい場所にありますがHelpはここです。右の項目で各機能の説明が見れます。
http://www.grovergol.com/?page_id=481
③imageplane
Mayaでいうimageplane。通常だとビューポートに貼っつけることしか出来ないので、シーンのObjの手前に半透明で表示したいときとかに便利です。
ただ、普通に板ポリをカメラの画角に合わせて配置しているだけなので、一々マテリアル作ってアサインしないとダメです。
このツールをインストールしていないマシンでimageplaneを作成したシーンを開くと当然エラーが出ますが、
当方の環境では特にレンダーサーバーには影響出ませんでした。
インストール方法はスクリプトを以下の場所とかに配置
C:\Program Files\Autodesk\<Max version>\scripts\Startup
Maxを再起動すると標準オブジェクトに【MB Objects】→【imageplane】が追加されます。
使い方は簡単で、
imageplaneを貼りたいカメラをピック
テクスチャをはったマテリアルをアサイン
カメラからの距離を調整して完了。
あとは少しだけですがオプションの機能がいくつかあります。
カメラをピックした後にカメラのレンズを変更した時は、DistanceかOffsetなどを適当に少し触ればきちんと変更した画角に合います。
scripts.breidt.net
http://scripts.breidt.net/#imagePlane